無痛分娩について
無痛分娩とは
無痛分娩とは硬膜外麻酔や脊髄くも膜下麻酔を使って分娩時の痛みを和らげる方法です。
体力を温存しながら、落ち着いて出産できることが利点です。分娩の進行に伴い、痛みの場所や強さは変化しますので、妊婦さんの状態や分娩の進行状況に応じて麻酔薬を調整します。完全に痛みがなくなるわけではありませんが、痛みが和らいだ状態で、いきむ力を残すことを目指しています。
体力を温存しながら、落ち着いて出産できることが利点です。分娩の進行に伴い、痛みの場所や強さは変化しますので、妊婦さんの状態や分娩の進行状況に応じて麻酔薬を調整します。完全に痛みがなくなるわけではありませんが、痛みが和らいだ状態で、いきむ力を残すことを目指しています。
当院の無痛分娩
2023年5月から麻酔科専門医による無痛分娩を開始しています。
入院までの流れ
無痛分娩の方法
当院では主に硬膜外麻酔と脊髄くも膜下麻酔を併用しています。(状況に応じて、いずれか一方だけで麻酔を行うこともあります。)座った状態もしくは横向きに寝た状態で実施します。まず、図 Aの部位を目安に局所麻酔を行い、局所麻酔をした部位に硬膜外針を挿入して、その中に別の細い針を通して脊髄くも膜下腔に麻酔薬を注入します(図B)。次に、細い針だけを抜き、今度はカテーテル(細い管)を硬膜外腔に挿入します(図C)。カテーテルはテープで背中に固定します。無痛分娩中はカテーテルから局所麻酔薬を注入することで腹部~下半身に麻酔を効かせて痛みを和らげます。
画像
*無痛分娩の処置はお部屋または分娩室で行います。
*無痛分娩中は基本的にベッド上で過ごして頂きます。
*無痛分娩のカテーテル挿入は平日の日中に限らせていただいていますが、挿入後も、産婦人科と麻酔科で連携して安全に管理を行います。
*安全に無痛分娩を行えないと判断した場合は、無痛分娩を実施できない場合がありますのであらかじめご了承ください。
*無痛分娩中は基本的にベッド上で過ごして頂きます。
*無痛分娩のカテーテル挿入は平日の日中に限らせていただいていますが、挿入後も、産婦人科と麻酔科で連携して安全に管理を行います。
*安全に無痛分娩を行えないと判断した場合は、無痛分娩を実施できない場合がありますのであらかじめご了承ください。
診療実績(2023年4月以降)
5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
分娩総数 | 37 | 50 | 48 | 51 | 48 | 61 | 58 | 54 |
無痛分娩件数 | 4 | 10 | 8 | 11 | 16 | 14 | 16 | 9 |
当院で無痛分娩を経験された方からは、「生まれる瞬間も心に余裕があったので感動できた」や「次回も無痛分娩で出産したい」などのお声をたくさん頂いています。
これからも、皆様に安全な医療を提供できるように、産婦人科医・麻酔科医・小児科医・助産師・看護師・薬剤師で協力して体制を整えていきます。無痛分娩についてご質問がありましたら、遠慮なく産婦人科医・麻酔科医にお尋ねください。
これからも、皆様に安全な医療を提供できるように、産婦人科医・麻酔科医・小児科医・助産師・看護師・薬剤師で協力して体制を整えていきます。無痛分娩についてご質問がありましたら、遠慮なく産婦人科医・麻酔科医にお尋ねください。